今回は「時々ボソッとロシア語でデレる隣のアーリャさん」通称ロシデレの第5巻について詳しく解説します。
ネタバレや感想、マーシャと政近の過去、そして最後のロシア語の意味を知りたい方は必見です。
新キャラの登場やキャラクターたちの成長も見どころとなっています。
第1話：マーシャと政近の過去
プロローグ：さーくんとまーちゃんの出会い
ロシデレ5巻の物語は、マーシャと政近の過去のエピソードから始まります。
6年前、政近は日本語がうまく話せずいじめられていたマーシャに出会い、彼女にロシア語で話しかけました。
マーシャは政近の言葉に感激し、彼を遊びに誘います。
このとき、政近はマーシャに一目惚れしました。
当時、周防家を出て無気力だった政近にとって、マーシャの存在は心の拠り所でした。
その後、2人は別れることになりますが、マーシャは6年間ずっと政近を思い続けていました。
このエピソードは、マーシャと政近の深い絆を描いており、読者に感動を与えます。
再会と告白：6年ぶりの再会とマーシャの気持ち
政近とマーシャは、6年前に遊んでいた思い出の公園で再会を果たします。
政近はマーシャに捨てられたと思っていましたが、実は勘違いであることが判明します。
マーシャは政近に対して、
「うん……好きだよ？ずっと好き。あなただけが、ずっと好き」
と、直接的な告白をします。
マーシャはすぐに返事を求めず、
「アーリャちゃんの気持ちにもちゃんと向き合った上で、私を選んでくれるなら、そのときは告白してほしい」
と、優しい言葉を政近に投げかけます。
そして最後に政近の頬にキスをして、マーシャは公園を後にします。
この再会と告白の場面は、マーシャの深い愛情を感じさせると同時に、物語の重要なターニングポイントとなっています。
読者はこのシーンを通じて、マーシャと政近の関係の進展に期待を寄せます。
第2話：有希の愛情と家族の絆
家に帰った政近を迎える有希と綾乃
マーシャとの再会を終えた政近が家に帰ると、妹の有希と従姉妹の綾乃が訪れていました。
政近が家に戻ると、有希と綾乃が彼を温かく迎え入れます。
有希は兄の様子に変化があることを感じ取り、何かがあったのではないかと心配します。
兄妹の絆が強く感じられるこのシーンは、読者に心温まる瞬間を提供します。
有希の告白：兄への変わらぬ愛情
有希は兄に対して、ふざけ合いながらも本音を伝える機会を見つけます。
彼女は、
「わたしにとってお兄ちゃんは、今も昔も変わらず大好きなお兄ちゃんだから……だから周防のことは気にせず、堂々と幸せになっていいんだよ？」
と政近に伝えます。
この言葉は、政近にとって非常に重要であり、彼の心に深く響きます。
有希の純粋な愛情と支えが、政近の心の安定に大きく寄与します。
家族の絆が描かれるこのシーンは、物語全体においても非常に重要な位置を占めています。
読者は有希の言葉を通じて、家族の大切さと無条件の愛を再確認することができます
第3話：政近とアーリャの意思疎通
打ち合わせ：嘘の合図と意思疎通の練習
夏休みのある日、政近とアーリャは学園祭の準備を進めるために打ち合わせを行います。
この打ち合わせでは、交渉の場などでの意思疎通方法を決めることが主な目的でした。
嘘をつくときの合図として、政近は左手で頭を掻く、アーリャは左手で髪をいじるという方法を決定します。
さらに、隣り合っている状態での意思疎通方法として、手のひらにフリック入力で文字を打ち込む練習を始めます。
練習中のドキドキ：手のひらフリック入力
政近とアーリャは、手のひらに文字を打ち込む練習を通じて、お互いの気持ちを確認し合います。
練習中、アーリャは時折色っぽい吐息を漏らし、政近の自制心を試します。
この練習は単なる意思疎通の手段を超えて、2人の間に微妙な緊張感を生み出します。
手のひらフリック入力の練習は、政近とアーリャの関係を深める重要な場面となります。
読者はこのシーンを通じて、2人の親密さと互いへの信頼を感じ取ることができます。
このエピソードは、政近とアーリャの関係性を描く上で非常に重要であり、物語の展開に大きな影響を与えます。
第4・5話：バンド結成と新キャラ桐生院
バンド崩壊と再結成のドラマ
政近の親友である毅と光瑠が所属しているバンドが崩壊し、文化祭ライブの出演が危ぶまれます。
バンドの崩壊はメンバー間の対立が原因であり、エピソード全体に重い雰囲気をもたらします。
なんとか文化祭ライブを実現したいと考えた毅は、政近に助けを求めます。
政近はボーカルにアーリャ、ベースに沙也加、キーボードに乃々亜をスカウトし、新たに5人のバンドメンバーを結成します。
この再結成のエピソードは、友情と協力の重要性を強調しており、読者に感動を与えます。
また、バンドメンバーそれぞれの個性が強調されることで、物語の厚みが増します。
桐生院の登場：強キャラ感満載の新キャラ
第4話では、新キャラとして桐生院が登場します。
彼は非常に個性的で、悪役強キャラ感が漂います。
桐生院は、今後の生徒会長戦に参戦することが予想され、物語に新たな緊張感をもたらします。
読者は桐生院の登場により、物語の展開にさらに興味を持つことでしょう。
桐生院のキャラクター設定や彼の意図については、今後の展開で明らかになることが期待されます。
このエピソードでは、バンド結成と新キャラの登場が物語を一層盛り上げ、読者を引き込む内容となっています。
第6話：着替えイベント
生徒会室での夏服チェンジ
文化祭の準備が進む中、アーリャとマーシャは生徒会室で新しい夏服に着替えることになります。
政近が生徒会室で仮眠を取っている間に、マーシャが先に到着し、彼の寝顔を見て微笑みます。
マーシャはロシア語で意味深なセリフを呟きながら、政近の頬にキスをします。
その後、アーリャも生徒会室に到着し、着替えようと服を脱ぎ始めますが、タイミング悪く政近のアラームが鳴り、彼が目を覚ましてしまいます。
このシーンは、お約束のイベントとして読者に笑いとドキドキ感を提供します。
アーリャとマーシャの対比が面白く、二人の個性が際立つエピソードとなっています。
マーシャとアーリャの対決
政近が目を覚ました後、マーシャとアーリャの間に微妙な緊張が走ります。
マーシャは、政近への深い愛情を示しつつ、アーリャに対抗心を燃やします。
アーリャも負けじと政近にアプローチし、二人の間で微妙な三角関係が描かれます。
このエピソードでは、マーシャとアーリャの関係性がさらに深まるとともに、政近を巡る恋愛模様が複雑化します。
読者は、二人の対決を通じて、それぞれのキャラクターの魅力を感じることができます。
第7話：アーリャの決意と成長
文化祭準備でのアーリャの決意
文化祭に向けた本格的な準備が始まります。
アーリャは、政近が有希とパートナーを組んでいないことに違和感を覚えた周囲の反応を感じ取ります。
そのため、アーリャは「自分こそが政近のパートナーに相応しい」ということを周囲に認めさせるため、強い決意を持ちます。
この決意を胸に、アーリャは文化祭準備に全力を注ぎます。
アーリャの決意は、物語の進展において重要な要素となり、彼女の成長を示しています。
読者は、このシーンを通じてアーリャの強い意志と責任感を感じ取ることができます。
アーリャの成長：メンバーのフォローと場の空気を和ませる姿
文化祭の準備を進める中で、アーリャはバンドメンバーのフォローに回り、リーダーシップを発揮します。
また、冗談を言って場の空気を和ませるなど、今まで見られなかった一面を見せます。
アーリャのこのような姿は、彼女が大きく成長したことを示しています。
読者は、アーリャの成長を見守りながら、彼女のリーダーシップと人間性に共感することでしょう。
このエピソードは、アーリャの成長物語として非常に重要であり、物語のクライマックスに向けた布石となっています。
第8・9話：政近の嫉妬とアーリャの小悪魔的な笑み
嫉妬の告白：アーリャへの素直な気持ち
文化祭の準備が進む中で、アーリャはバンドの中心としてメンバーと仲良くしていきます。
これを見た政近は、アーリャが他のメンバーと楽しそうにしている姿に嫉妬の感情を抱きます。
最終的に政近は、自分が嫉妬していることをアーリャに正直に告白します。
この告白は、政近がアーリャに対して本音を打ち明ける重要な瞬間となります。
アーリャは政近の告白を聞いて、小悪魔的な笑みを浮かべながら彼の頬にキスをします。
そして、「あなたは特別だから」とロシア語で囁きます。
特別な存在：アーリャからのロシア語の囁き
アーリャからのロシア語の囁きは、政近にとって大きな意味を持ちます。
この言葉は、アーリャが政近を特別な存在として見ていることを示しています。
また、この瞬間は、政近とアーリャの関係の深まりを象徴しています。
読者は、アーリャのロシア語の囁きを通じて、彼女の真摯な気持ちと深い愛情を感じ取ることができます。
このエピソードは、政近とアーリャの関係がさらに進展することを予感させるものであり、物語の展開において重要な位置を占めています。
第10・11話：文化祭クイズバトル
アーリャVS有希の熱戦
文化祭にて、アーリャと有希のクイズバトルがスタートします。
このクイズバトルは、観客一人一人が正答率を操作することで得点をコントロールできる特殊なルールが採用されています。
途中、アーリャはトレンドに関する問題で躓き、有希に差をつけられてしまいます。
しかし、アーリャは「私は、私だけの力であなたに勝ってみせる。絶対に、負けない」と宣言し、観客を沸かせます。
このバトルは、アーリャと有希の対決だけでなく、裏で政近と綾乃の仕掛け合いもあり、非常に読み応えがあります。
アーリャの強い決意と、彼女の成長を感じさせるシーンは、読者にとって非常に印象的です。
アーリャの勝利と政近のサポート
クイズバトルの結果、見事アーリャが勝利を収めます。
アーリャの勝利は、彼女の努力と強い意志の結果であり、政近も彼女をサポートしていました。
政近とアーリャのチームワークが、この勝利をもたらしたのです。
この勝利により、アーリャは周囲に自分の力を認めさせることができ、彼女の自信も高まります。
また、政近との絆も一層深まります。
クイズバトルのシーンは、物語のクライマックスとして非常にエキサイティングであり、読者を引き込む展開となっています。
まとめ：ロシデレ5巻の感想と次巻への期待
マーシャのエピソードと新キャラの展開
ロシデレ5巻は、マーシャと政近の過去から始まり、彼らの再会と告白、文化祭に向けた準備とバンド結成、新キャラ桐生院の登場、そして文化祭クイズバトルまで、盛りだくさんの内容でした。
特にマーシャの過去と彼女の深い愛情が描かれるシーンは、読者に感動を与えます。
また、新キャラ桐生院の登場は物語に新たな緊張感をもたらし、今後の展開が非常に楽しみです。
次巻への期待：文化祭後半のイベント
6巻では、文化祭の後半部分が描かれる予定です。
バンドのステージやデートなど、さらなるイベントが期待されます。
特に政近とアーリャ、マーシャの関係がどのように進展するのか、また桐生院の動向にも注目です。
読者は、次巻でのキャラクターたちの成長と新たな展開に期待を寄せています。
これからも、ロシデレの物語を追いかけていく楽しみが続きます。
以上がロシデレ5巻の感想と次巻への期待です。ぜひ原作小説やコミカライズを読んで、物語の続きを楽しんでください！
