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アニメ『ちいかわ』でハチワレの声優を務めているのは、劇団ひまわり所属の田中誠人さんです。2025年2月に声が低くなったと注目されましたが、声優は交代していません。2025年7月開始の新シリーズ、さらに2026年公開の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』でも続投しています。
話題の発端は、2025年2月4日放送の第241話「柿の種わさび」です。ただし、田中さん本人や制作側が「声変わりした」と公式発表したわけではありません。成長期に伴う自然な声質の変化を、視聴者が「声変わり」と表現したものです。
ハチワレの声優は誰?田中誠人のプロフィールと交代の有無
ハチワレ役の田中誠人さんは、2010年8月25日生まれの俳優・声優です。劇団ひまわりに所属し、幼少期から舞台や映像、アニメーション作品で経験を重ねてきました。
アニメ『ちいかわ』の放送が始まったのは2022年4月4日です。当時11歳だった田中さんは、原作者のナガノさんも参加したオーディションを経てハチワレ役に選ばれました。
2022年9月24日公開の「ふたまん+」による障子直登プロデューサーへのインタビューでは、制作陣とナガノさんが候補者の声を聞いてキャストを決めた経緯が説明されています。障子プロデューサーは、芝居の経験がある田中さんのしっかりした一面が、ハチワレのイメージとも重なったと語っています。
田中さんはハチワレ役以前にも、劇場アニメ『若おかみは小学生!』の木瀬翔太役、『劇場版 ごん – GON, THE LITTLE FOX -』のごん役などを担当しています。舞台ではミュージカル『忍たま乱太郎』第10弾の福富しんべヱ役などを経験しました。
田中さんの基本情報を簡潔に整理すると、次のとおりです。
- 名前:田中誠人
- 生年月日:2010年8月25日
- 所属:劇団ひまわり
- ハチワレ役の開始:2022年
- 配役決定時の年齢:11歳
- 主な活動分野:アニメ、映画、舞台、ミュージカル
重要なのは、ハチワレ役の声優は交代していないという点です。劇団ひまわりも『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』で田中さんがハチワレ役を担当すると明記しています。
2025年に声の変化が話題になった後も、テレビアニメと映画の両方で田中さんが続投しました。公式発表がないまま、声の印象だけを根拠に「別の声優へ交代した」と判断するのは誤りです。
ハチワレの声変わりは何話?第241話でトレンド1位に
ハチワレの声が変わったと大きく注目されたのは、2025年2月4日に『めざましテレビ』内で放送された第241話「柿の種わさび」です。
この回では、ハチワレがくりまんじゅうから柿の種を分けてもらう場面などが描かれました。その声が初期より低く聞こえたことから、放送後のXでは「声変わり」が一時トレンド1位になったと、デイリースポーツやインサイドなどが同日に報じています。
田中さんは2022年の放送開始時に11歳、第241話の放送時には14歳でした。一般的に声質が大きく変化しても不思議ではない時期ですが、本人や所属先、アニメ制作側は変化の理由を公式に説明していません。
したがって、確認できる事実は次の3点です。
- 第241話でハチワレの声が以前より低く聞こえると注目された
- Xで「声変わり」がトレンド1位になった
- 声優は田中誠人さんのままで、交代の発表はなかった
「成長による声変わり」とみるのは自然ですが、あくまで年齢と聞こえ方に基づく推測です。ニュース記事としては、公式発表された事実と視聴者の受け止め方を分けて考える必要があります。
同日の『ちいかわ』公式Xには、照れた表情のハチワレをちいかわとうさぎが囲むイラストが投稿されました。声の変化を祝った作品だと受け止めたファンもいましたが、投稿本文では声変わりへの言及がありません。ナガノさんや公式側の意図を断定することはできません。
視聴者の反応は賛否がありながらも続投を望む声が中心
第241話の放送後には、幼いころの高い声を懐かしむ反応がある一方、田中さんの成長を見守りたいという声も多く見られました。
声はキャラクターの印象を左右するため、長く親しんだ声が変化すれば、違和感や寂しさを覚える人がいるのは当然です。ただし、声の高さが変わることと、演技が別物になることは同じではありません。
私が第241話で注目したのは、音域よりも話し方の連続性です。初期より落ち着いた声になっていても、相手を責めない柔らかな語尾や、知ったことをうれしそうに伝えるテンポには、これまでのハチワレらしさが残っています。
声質を楽器に例えるなら、楽器そのものには変化があっても、言葉の置き方を決める演奏者は変わっていません。田中さんが声の高さだけに頼らず、話す速さや間、息の使い方で役を作ってきたことが分かる変化でもあります。
田中誠人の演技は何が魅力?初期と声の変化後を比較
ハチワレは、ちいかわやうさぎと比べて流暢に言葉を話すキャラクターです。出来事を説明し、仲間の気持ちをくみ取り、視聴者を物語へ案内する役割も担っています。
説明する台詞が多いキャラクターは、演技によっては単なる案内役に見えかねません。しかし田中さんのハチワレは、自分も驚き、迷い、怖がりながら、一生懸命に知っていることを伝えます。
この「視聴者より先に答えを知っている人」ではなく、「仲間と一緒に答えを探している子」として聞こえる点が、ハチワレの声の大きな魅力です。
第11話「ひとりごつ」は初期の素朴な演技が分かる
放送初期の演技を確かめるなら、第11話「ひとりごつ」が分かりやすいでしょう。ハチワレがギターを手に、自作の歌を披露するエピソードです。
2022年に実施された複数のインタビューで、田中さんは「ひとりごつ」を歌う際、うまく聞かせることだけでなく、ハチワレらしい優しい声を意識したと説明しています。
めざましmediaが2022年に公開したインタビューでは、楽曲の「なまがわき」に当たる箇所を、険しい表情が伝わる声で歌うよう演出されたことも明かしました。田中さん自身も表情を作りながら収録したといいます。
これは、音程を正確に歌うだけのキャラクターソングではありません。表情や感情を声へ置き換える、芝居としての歌です。少し不安定で素朴な歌声だからこそ、ハチワレが暮らしの中で自然に口ずさんでいるように感じられます。
第202話から第211話の「入れ替わり編」で演じ分けが見える
田中さんの技術がより明確に表れたのが、第202話から第211話にかけて放送された「入れ替わり編」です。
このエピソードでは、ちいかわ、ハチワレ、うさぎの心と体が入れ替わります。田中さんはハチワレの姿をしているうさぎを担当し、普段とは異なる勢いや独特の間を声に加えました。
外見も声質もハチワレのままなのに、聞いている側には「中身がうさぎだ」と伝わります。つまり、キャラクターを決めているのは声の高さだけではないのです。
普段のハチワレは、言葉を一つずつ相手へ手渡すように話します。一方、うさぎが入った状態では、発声の勢いと間の跳ね方が強くなります。この差を見ると、田中さんがリズムや呼吸まで使って役を組み立てていることが分かります。
第241話以降は低い声に柔らかな語尾を残している
第241話以降は、初期と比べて声の重心が下がり、響きにも厚みが加わりました。一方、驚いたときに息が跳ねる感覚や、ちいかわへ語りかける際の柔らかな語尾は維持されています。
2022年のめざましmediaのインタビューで、田中さんはハチワレを演じる際に「優しい口調」を心がけていると説明していました。さらに、緊張すると早口になりやすいため、ゆっくり話すことも意識していると語っています。
この方針は、声の変化後にも残っています。低くなった声を無理に初期へ寄せるのではなく、ハチワレを形作る話し方の核を守っているのです。
私見では、田中さんの演技を評価する際は「昔と同じ高さか」ではなく、「優しさ、好奇心、諦めない気持ちが台詞に残っているか」を聴くべきです。その基準なら、第241話以降もハチワレの人格は地続きだと感じられます。
新シリーズと映画でも田中誠人が続投
アニメ『ちいかわ』は、2025年4月から約3カ月間、新作制作のためリバイバル放送を実施しました。新シリーズは2025年7月15日、第258話「かき氷シロップ」からスタートしています。
再開後もハチワレ役は田中誠人さんです。エンディング映像もリニューアルされ、「ひとりごつ」は現在の田中さんの声で新たに収録されました。
放送再開後、Xでは再び声の変化が注目されました。デイリースポーツは2025年7月15日、続投を喜ぶ反応や、以前と現在のどちらのハチワレも好きだという反応を紹介しています。
新録版の意味は小さくありません。過去の音源をそのまま使う方法もあったなかで、その時点の田中さんが同じ歌を録り直したからです。声の変化を隠すのではなく、現在のハチワレとして作品に残す選択だったと受け取れます。
『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』でも交代なし
田中さんは、2026年7月24日公開の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』でもハチワレを演じています。
同作は、原作の長編エピソード「セイレーン編」を映画化した作品です。ナガノさんが脚本を担当し、及川啓さんが監督、Cypicがアニメーション制作を手がけました。
主要キャストは、ちいかわ役の青木遥さん、ハチワレ役の田中誠人さん、うさぎ役の小澤亜李さんです。島二郎役を最上嗣生さん、セイレーン役を鈴木みのりさん、島民のヒトハ役を寺澤百花さん、フタバ役を鈴代紗弓さんが担当しました。
2026年7月21日付のMANTANWEBに掲載されたコメントで、田中さんは映画化を知ったときの驚きと期待を語り、オープニングテーマ「くつずれ」は音とリズムが難しかったものの、練習を重ねて歌い切ったと説明しています。
映画では短い日常回とは異なり、長い物語を通して感情を保つ必要があります。危機へ立ち向かう場面では声の力強さが求められるため、成長によって厚みを増した田中さんの声が、むしろ新しいハチワレの魅力として生きています。
東宝が2026年7月27日に発表した公開成績によると、同作は全国447館で公開され、7月24日から26日までの3日間で興行収入22億4033万3500円、観客動員150万8538人を記録しました。初日の興行収入は9億9000万円でした。
集計期間と発表主体が確認できない数字は混乱の原因になります。上記は東宝が公開3日間の成績として発表し、日刊スポーツなどが同日に報じた数値です。
ハチワレの声変わりをどう受け止める?今後の見通し
私見では、ハチワレの声の変化は、作品の魅力が失われた出来事ではありません。田中誠人さんとハチワレが、同じ時間を歩んできた証しです。
もちろん、放送初期の高く幼い声が好きだったという感想も尊重されるべきでしょう。声の好みは人によって違い、親しんだ表現が変われば寂しさを覚えることもあります。
ただし、好みと演技力の評価は分ける必要があります。成長期の身体的な変化は、本人の努力だけで止められるものではありません。
声の高さが変わっても、台詞の速度、語尾の置き方、息の使い方、相手との距離感を保てれば、キャラクターの人格はつながります。田中さんのハチワレには、声の変化前後を通して、友達を安心させる柔らかなリズムがあります。
アニメ放送開始時に11歳だった田中さんは、第241話で声の変化が注目された後も、新シリーズ、新録版「ひとりごつ」、映画へと出演を続けました。この流れは一時的な話題ではなく、一人の演者が役とともに成長した記録になっています。
今後も田中さんの声質が変化する可能性はあります。しかし、交代に関する公式発表がない段階で、降板や交代を事実のように扱うべきではありません。
初期の声を再現できるかではなく、現在の声でハチワレの優しさや勇気をどう表現するのか。そこに注目すると、変化は不安材料ではなく、演技の幅が広がる過程として楽しめるでしょう。
まとめ
アニメ『ちいかわ』でハチワレの声優を務めているのは、劇団ひまわり所属の田中誠人さんです。2010年8月25日生まれで、2022年に11歳でハチワレ役を始めました。
2025年2月4日放送の第241話「柿の種わさび」では声が低くなったと注目され、Xで「声変わり」がトレンド1位になりました。ただし、本人や制作側による声変わりの公式発表はなく、声優も交代していません。
田中さんは2025年7月開始の新シリーズや新録版「ひとりごつ」に続き、2026年公開の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』でも続投しています。
声の高さは変わっても、優しい口調、相手へ寄り添う語尾、好奇心を感じさせるテンポは健在です。ハチワレの声の変化は、キャラクターと演者がともに歩んだ時間を感じられる、長期作品ならではの魅力といえるでしょう。
よくある質問
アニメ『ちいかわ』のハチワレの声優は誰ですか?
劇団ひまわり所属の田中誠人さんです。2010年8月25日生まれで、2022年のアニメ放送開始時からハチワレを演じています。
ハチワレの声優は交代しましたか?
交代していません。声の変化が話題になった後も、田中誠人さんが新シリーズ、新録版「ひとりごつ」、2026年公開の映画で続投しています。
ハチワレの声が変わったと話題になったのは何話ですか?
2025年2月4日放送の第241話「柿の種わさび」です。当時14歳だった田中さんの声が以前より低く聞こえ、Xで「声変わり」がトレンド1位になりました。
ハチワレの声変わりは公式に発表されましたか?
田中さん本人や所属先、アニメ制作側から、声変わりを明言する公式発表は確認されていません。年齢と実際の聞こえ方から、視聴者や報道が「声変わり」と表現しています。
映画でもハチワレ役は田中誠人さんですか?
田中誠人さんです。2026年7月24日公開の『映画ちいかわ 人魚の島のひみつ』でも、引き続きハチワレを演じています。
執筆:高橋凛

